2006年05月29日

自由主義とは?

英文の翻訳をしていると、日本語の定義に困ることがある。
今回それにぶち当たった。ふらふら

リベラリズム。この言葉を日本語に訳すと自由主義ということになる。
しかし、いくつかこの「自由」を使う思想には似ている言葉があって、
少し違うだけで全く違う意味になってしまう。
自由を求めるということを前提として、表現しているようだがその手法はまったく別だ。

例えば、

 自由主義(リベラリズム)・・・個人の自由で独立した選択を実質的に保障するためには、単に自由放任にするのではなく、そうした選択や自由を阻害する偏見や社会的、経済的強制を排除するなど公的な権力の介入も必要であるという社会的公正を思考する思想。市場主義では失業問題や貧困等の社会問題を解決できず、それは人々の社会的自由を阻害するということから、国家による富の再配分を肯定する。つまり、社会主義的ですね。

 古典的自由主義・・・個人の自由の尊重、平等な個人の観念、権力の分立、市場経済の承認といった価値観の思想自由市場経済において個人が自由競争すれば、需要と供給、社会は安定する。

 リバタリアニズム(自由至上主義)・・・各個人の自由を最大限尊重し、絶対的自由を損なう国家を廃止または最小限化することを主張する思想。経済的には市場原理に任せれば富の再配分が自動的に行われ、安定した社会ができる。(古典的自由主義ととても似ている)

 新自由主義・・・人々を労働へと駆り立てることを是とし、自由主義の富の再配分により人々の勤労意欲を出すということを否定している。(反自由主義、リベラリズム)

 アナルコ・キャピタリズム、アナーキズムなどほかにもいくつかあるが、それぞれ「自由」の実現のためということなのだろうが、これらの意味をしっかり理解しなくては、とんでもないことになりそうだ。


 また、アメリカ政治においての共和党のコンサバティブ民主党のリベラルリバタリアン党のリバタリズム。この3つもなかなか厄介だ。

私の考えでは、コンサバティブは、経済面において新自由主義、古典的自由主義、リバタリアニズムな思想を持つ。リベラルは、経済面において自由主義だが、社会面においてはよりリバタリアン的。
つまり、
経済的自由を求めるのが、コンサバティブ。
社会的個人の自由を求めるのが、リベラル。
そのどちらの自由も求めるのが、リバタリアニズム。


日本が求める自由とはいったいなんでしょうか?


posted by ひろっき at 12:14| 千葉 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自由論議というのはとても難しい概念ですね。

ひろっきさんはどの論を採るのですか?

私は、政治経済学を勉強しておりませんのでよく分かりませんが、
結局、「自由主義」の中で「平等」をどの程度バランスを取るかと言うことではないかと考えますがどうですか?

ただし、平等と一言で言っても、形式的な平等から、相対的または実質的な平等と言うように概念が異なってきます。
その捉え方でも違ってくるでしょう。

日本国家が社会・経済に対するパターナリスティックな政策を転換させ、小さな政府を目指すためには市民自体の自立成熟が求められます。

政府以外には市民の自立成熟のための互助機能の失われた(低下した?)現代日本社会に、どのような代替機能を生み出すべきだとお考えですか?
Posted by 濱利明 at 2006年05月29日 17:24
コメントありがとうございます。
そうですね・・・
社会面でも、経済面でも、政治面でも、国家による個人への関与は個人の活動を萎縮する(自由が侵害される)と考えています。ただ、最低限度のサービスは必要だと思うので私はリバタリアンになるのではないでしょうかねぇ?

いやーーー不勉強なため、正直その質問はよくわかりません。シッタカはしません。
( ゚∀゚)・∵.ブハッ
なので失礼ながら質問に対する質問。

その「政府以外には市民の自立成熟のための互助機能の失われた(低下した?)現代日本社会」とは例えばどういうところで失われているわけですか?

政府自体十分な互助機能があるとお考えですか?

確かに市民の自立機能が求められていますが、私はその自立機能自体を政府が押さえ込んでいるように感じますが・・・
Posted by Hiro at 2006年05月30日 01:46
こんなに豊かな国なのに、路上で倒れている人に
声を掛けるのはお巡りさんだけ・・・。
ボク達は個人としてその人達に何をしてあげられたか、
ふと立ち止まって考えてくれる人がいる。
そんな社会には大きな政府はいらないと思っています。
答えになっていませんが、
そんなことが言いたかったわけです。
Posted by 濱 利明 at 2006年05月30日 15:01
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